こんにちは。いいお天気ですね。
今日は、パフォーマンスに出演して頂くダンサーsanaco(黒子沙菜恵さん)について
私の視点をつらつらと回想まじりで書いてみます。
私とsanacoの出会いは、今から10年以上前で、当時某ダンスカンパニーの制作アシスタント
という名のパシリをしていた時でした。
お互い挙動不審で、私の態度はやたらとデカく、とがっていたため印象に残ったのだと思います。
その後、私が初めて企画したパフォーマンスを見に来てくれたのがキッカケで、今に至ります。
当時、思いつきで衣裳を担当し、ミシンもろくに使えないまま、イメージ先行でごり押ししていたのを
sanacoは面白ろがってくれたのか、その後も衣裳の依頼を頂き、色んな機会を与えてくれました。
時には、私の衣裳や構成に対して、発狂という形でのレスポンスもあり、人間の奥深さや恐ろしさ
を感じる日々でした。「自分を晒けだす」手がかりはsanacoの発狂によるものです。
お互い懲りずに、ここまでこれたのは、sanacoの半端ない好奇心と、不完全なモノへの愛です。
sanacoの「身体・感覚」に対する探求心と、それに対する深い洞察は、オタクの域を超えています。
それを支えているのはやはり、sanacoの人間愛で、最近は「歩く母性」だと思っています。
今回もsanacoの愛に支えられながら、作品は芽を出しました。
どれだけ成長していくか、楽しみです。
そして、sanacoの愛を、皆さんにも感じて頂きたい想いでいっぱいです。
以下、sanacoプロフィールです。 おーしま
N.Y.でさまざまなダンスに出会いその後身体の構造に着目、 骸骨の模型を眺める日々。リヨンビエンナーレ、SPAFなどに招聘歴もある。
年齢や身体の異なる人とのダンスWSを各地で展開している。
音楽家や他ジャンルの作家とのコラボレーションも数多く行ない、 また、劇場以外のあらゆる空間でも踊ることを好む。
最近の作品は「ひとがた#1~#3」や「 30回有効のパスポート」などがある。
環境や身体の変化によって揺れる身体と心をカラダ1個で受け止め る。
0 件のコメント:
コメントを投稿